FX投資の始め方

FXの肝は通貨と金利、レバレッジとスワップポイント

  1. HOME >
  2. FX投資の始め方 >

FXの肝は通貨と金利、レバレッジとスワップポイント

米ドルなど通貨ペアの差益と金利差で利益

FXとは、外貨を売買することで為替差益と金利差で利益を得る取引だ。

いきなりこう説明されてもイメージがわかないかもしれないが、例えば海外旅行に行く際に10万円を米ドルに両替したとする。両替時は1ドルが100円だったが、旅行中に1ドルの価値が10円上昇して110円になっていれば、帰国後に米ドルから円に両替すると11万円になって返ってくるはずだ。これこそが為替による差益で、FXでは証券会社が提供する為替レートと取引システムを利用し、通貨の変動を予想してトレードしていくのが主な利益源となる。日本円で米ドルを買い、上昇で利益を得る例を挙げたが、逆に下落を予想して「売り」でトレードし利益を狙っていくこともできる。

では、具体的にどの通貨ペアで取引を始めるべきなのか。通貨ごとに値動きの激しさなど特徴が違うので一概には言い切れないが、初心者のうちは日本円と外貨のペアである「クロス円」、または円と米ドルのペアがおすすめ。

なぜなら、世界の基軸通貨とよがれる米ドルであれば安定感があり、ユーロとともに流動性が高い。また日本と米国であれば経済に関するニュースも入手しやすい。もちろん、慣れてきたら様々な通貨ペアで利益を狙ってみてもいいが、変動率の高いペアは初心者にはハードルが高いので注意したい。

日本の低金利をフル活用、差益の追及にはトレンド

FXでは為替差益以外にも、金利差によって利益を出すことができる。これを「スワップポイント」と呼び、低金利通貨を売って高金利通貨を買うペアでトレードしている場合、ポジションを持っている間は毎日スワップポイントが利益として発生することになる。特に日本円は低金利の通貨なので、スワップポイントの恩恵は大きい。逆に、高金利通貨を売って低金利通貨を買うような通貨ペアの場合はスワップポイントを「支払う」ことになるため、損失が毎日発生するというパターンもある。

また、円高や円安という言葉を聞いたことはあると思うが、例えば米ドル/円でトレードしていた場合、円高になればドルの価値は下がり、逆に円安になればドルの価値は上がる。この円高・円安の傾向を示すのが「トレンド」で、トレードの際は自分が取引したい期間に合わせてトレンドの流れを予測し、売りではイルカ会で入るかを判断しながら利益を狙っていくことになる。特に為替相場はトレンドが長期化しやすいので、トレードする際はしっかりとチャートを確認し、その時々のトレンドの波に乗っていった方が効率よく利益を狙えるはずだ。

少額資金でもレバレッジで大きな利益を狙える魅力

FX投資では、実際に持っている資金の何倍もの大きな取引ができる「レバレッジ」が大きな強味だ。

例えばレバレッジなしであれば1ドルが100円の時点で250万円が必要なトレードだったとしても、レバレッジを利かせることで元手10万円でも25倍の250万円のトレードを行うことができるということ。そのため、FX初心者で資金の少ない方でも、資金効率よく大きなリターンを狙ったトレードが可能になるメリットがある。

ただし、レバレッジを掛けた場合は利益だけでなく、損失も膨らんでしまうため、実行レバレッジの高いトレードは非常にリスクが高い。そのため、実際にトレードする際は、むやみにレバレッジを利かせたトレードは禁物と言える。

-FX投資の始め方